1.年齢の割にキャリアに対する考えが浅い
言われた経験がある人もいるかもしれませんが、これ本当に多いです。
「年齢の割に考えが浅い」ってどういうことかを噛み砕くと、企業側に「もう新人みたいな年齢でもないのに、自分がこれからやりたいことや将来のキャリアについてちゃんと考えてないんだな」と思われてしまったということです。
だいたいこういった人をヒアリングしていくと「現職が嫌すぎて辞めたい(入れれば次はどこでもいい)」「機械学習とかWeb開発とかイケてる・流行ってるやつをやってみたい(やったことないけど)」みたいなところで考えが止まっていて、「20代の頃に積み上げたものを活かして今後どんな感じでやっていきたいか」といった話は出てきません。
2.変化に対応できそうな素直さが感じられない
どんな仕事でも転職したら業務内容や労働環境はガラッと変わります。そうでなくても、エンジニアは技術情報を追いかけて知識をアップデートしていかなければなりませんよね。
「変化に対応できること」「素直に受け入れられること」は、エンジニアの中途採用で非常に重視される部分です。
それこそ32歳ぐらいで転職したら、20代の若いエンジニアが上司になるケースも十分あり得ます。
ここで変なプライドを持たず年下からも教えてもらえるか、そしてそれを柔軟に受け入れて吸収・対応できるか…といったことは、企業側からしても懸念点なので、面接でもいろいろ聞かれると思います。
「現職と開発手法がガラッと変わってしまいますが、ついていけそうですか?」「年下のエンジニアが上司になりますが抵抗はありませんか?」みたいな直接的な質問だけでなく、「前職で〇〇の技術を使っていたそうですが、最新の△△を導入しようとは思わなかったですか?」みたいな技術的な話でも、「指摘すると全然認めずに反論してくる」「否定的なことばっかり言う」といった反応をしていると、「変化にうまく対応できなさそう」「素直に教わることができなさそう」といった評価になってしまいます。
3.転職理由がよくわからない
中途転職の面接で、転職理由は必ず聞かれます。はっきり言って志望動機より聞かれます。
それなのに転職理由を明確にしないまま転職活動を始める人が本当に多いです。
もっと言うと「私の転職理由は、前職がこ~んなにブラック企業だったからです!」といった話しかできず(それは「転職理由」ではなく「退職理由です」)、肝心な「今回の転職で叶えたいこととその理由」をきちんと考えられていない人が非常に多いです。
転職活動で必要な転職理由とは、「今回の転職でどんな仕事ができる会社に入りたいと思っているのか、どうしてそう思うようになったのか……」であって、「前職のこんなところがダメで……」といった退職要因ではありません。